去る2014年5月31日と6月1日、
2日間の連続ワークショップがありました。
ご参加下さった皆様、どうもありがとうございました。
楽しかったですね〜
題して、
《専門書が読めるようになるワークショップ》
専門家が専門書を読めるのはもちろんですが、
一般の方がからだに関わる仕事につき始めています。
その際に問題になるのは、多くの人と、
共通の言葉を使うこと、です。
専門家であれば、きちんと定義された言葉を使います。
が、我々のような一般の者で、身体に関わっている者は、
概して、個人個人のイメージで、
身体の言葉を話してしまいがちです。
クライアントや生徒さんは、これによって、
大きく混乱してしまいます。
何しろ同じ言葉を、先生ごとに
違った意味で使われてしまうのですから。。。。
元々はそんな問題意識があって、
この専門書を読む講座をやりました。
が、本当は違います。
専門書をすすめる理由、それは、
まず第一におもしろいからです。
専門書は、何百年の歴史の精査を受けていますし、
STAP細胞をめぐるヤリトリの例を見れば分かりますが、
厳しい議論をくぐり抜けて書かれています。
それだけに、一旦ひもとき始めると、
誰もが熱中してしまうのです。
よくできたパズルの様に。プラモデルの様に。
編み物のように。
深みが違うのです。
今回は、
「なぜ意識をせずに立ってられるのか?」
「伸張反射とは何か?説明せよ」
というテーマを、何の説明もなしに、専門書を武器にして、
挑むのです。
探偵のように、この謎解きに挑むのです。
もちろん挫折者はいませんでした。
十分に時間をかけると、誰もが、
解答に辿り着くのです。
いただいた感想の一部はこちらです。
・自分なりの発見があったり、自分のおもしろい何かとつながると、ヒートアップする。
・今まで、こういう勉強のやり方をやったことがなかったので、おもしろかった。
・楽しい充実した時間でした。
・細胞について分かったような気がするけどうまく言葉にできない。
・最後の1分間プレゼンテーションでは、平易に道筋を立てなければならない為、かなりの部分を割愛したが、その1分の為にたくさんの調査が必要だった。
・再生医療が細胞の中でどうすごいのかが、分かったような気がした。新聞を読んでいてもこれまでピンとこなかったので。
・知っているつもりの言葉が、解剖学的に違う意味合いもあることを知り、調べることの大切さを感じました。
・初めてこのような本を真面目に調べたので、妙な達成感があります。新しい世界を知るのはよいことだな〜
・成書という、初めて聞く者から専門書を読みとくための”コツ”が少し分かり、興味がわきました。
・専門書は百科事典のようでおもしろいです。
・あっという間に時間がたってしまいました。
・本で読んで分かったつもりだったけど、全く分かっていなかったんだな。
・専門知識がなくても、簡単に調べられることが分かった。
・こういう謎を解くのは大好きだ。
・専門書、成書のよみ方・展開が深くなった。
・専門書だけではなく、自分の仮説と合わせて調べていくとよいことが分かった。
さあ、次回は、6 月 14日-15日 の連続講座。
《「自分の頭で考えられるようになる」ワークショップ》
あなたの感覚を言葉にしよう。です。
こちらからどうぞ〜●